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英語のプレゼンテーション

【プレゼンのコツ】プレゼンの質は「論理の型」と「共感されるストーリー」で決まる!聞き手をファンにする極意をプロが解説!

プレゼンを苦手としている人は多い

「人まで何を話していいかわからない。。。」
「大勢の前で立つことが苦手。。。」
「プレゼンテーションの仕方がわからない。。。」

あなたはこういった悩みを持ったことはありませんか?
急にプレゼンテーションをしなくてはいけなくなって、困っている方は多いです。

プレゼンの目的は聞き手に共感してもらい、行動してもらうこと

そのため、「上手なプレゼンをするにはどうしたらいいですか?」という質問をよくいただきます。
私はこの質問に対し、「プレゼンは何のために行うものでしょうか?」と逆に質問をします。

なぜなら、プレゼンのパフォーマンスを向上するには、プレゼンを行う目的を明らかにする必要があるからです。

単刀直入に言うと、プレゼンの目的は、「聞き手に共感しもらい、新たに行動してもらうこと」です。これができて初めて、プレゼンテーションは成功したと言えます。

では、どうしたら、相手に共感してもらえ、行動してもらえるプレゼンテーションができるのでしょうか?
プレゼンテーションのパフォーマンスの質を上げるにはどうしたら良いのでしょうか?

プレゼンのパフォーマンス(PP)は「論理の型」と「共感型コミュニケーション」の掛け算で決まる

プレゼンテーションのパフォーマンスは下記の公式(パフォーマンス理論)で決まります。
①論理の型と②共感型コミュニケーションの質を高めることでプレゼンのパフォーマンス(PP)が上がります。

パフォーマンス理論
プレゼンのパフォーマンス(PP)=論理の型×共感型コミュニケーション

人は論理的かつ、共感できることに対してのみ、自発的な行動を行います。話し手がプレゼンを成功させるには、①論理の型と②共感型コミュニケーションを身につけ、実施する必要があります。

論理の型(話の展開)

論理の型に基づき、自分の考えを論理的にまとめることで、聞き手にとってわかりやすい話し方をします。聞き手にとってわかりやすい話し方とは、聞き手に負荷をかけないように計算された話し方のことを言います。下記のように、聞き手にとって、わかりやすいようなシナリオの構成をすることが重要です。

論理の型(話の展開)の具体例

例1 投資家に向けたプレゼンテーション(ピッチ)の型 ピッチモデル
①課題:世の中が解決しなくてはいけない課題について話す。
②マーケットサイズ:課題に直結した市場の規模について話す。
③解決策:課題の解決策を提案する。
④サービスの概要:事業のサービスとして解決策の具体的な提案をする。
⑤ビジネスモデル:事業のビジネスモデルがどのように利益を生むかを伝える。
⑥チーム:事業を運営するチームを紹介する。

例2 消費者に向けた起業家のプレゼンテーションの型 PASONA(パソナ)
① P:Problem(問題提起):聞き手の問題や悩みを明確にして、聞き手が解決したい欲求を明確化する
② A:Affinity(親近感):問題を聞き手と同様に持っていることを伝える。
③ S:Solution(解決策の提示):問題の解決策があることを伝える。
④ O:Offer(提案):具体的な提案を伝える。解決策を明確にする。
⑤ N:Narrow down(絞り込み):問題が解決するための条件を伝える
⑥ A:Action(行動):行動するべき理由を挙げ、自発的な行動を後押しする。

共感型コミュニケーション

「聞き手」が主役になるストーリー型のコミュニケーションです。共感型コミュニケーションで商品のプレゼンや営業をすると、それが企業の商品でなく、「聞き手」の商品になります。聞き手それぞれが「自分の生活にこの商品があったら、私の生活はどうなるのだろう」というストーリーを思い浮かべるので、あなたや商品に対して深い愛着が生まれ、ファンになってもらうことができます。話し手が主役となって、自社の商品の良さを売り込む従来型コミュニケーションとは圧倒的に得られる結果が違います。

共感型と従来型コミュニケーションによるパフォーマンスの比較

あなたが共感型コミュニケーションをすることで、聞き手が下記のプロセスを経て、ファンとなり、商品を自動的に拡散してくれます。

聞き手がファンになるまでのプロセス

  1. 話に引き込まれる
  2. 商品が欲しくなる
  3. 商品を人に話したくなる
  4. 企業や商品を応援したくなる
  5. 企業の意見に賛同し、一緒に行動する

まとめ

  • プレゼンの目的は、「聞き手に共感しもらい、新たに行動してもらうこと」
  • プレゼンテーションのパフォーマンスは下記の公式(パフォーマンス理論)で決まる。
    プレゼンのパフォーマンス=①論理の型×②共感型コミュニケーション

The DooRでは、マンツーマンのコーチングで日本語・英語のプレゼンの個別指導を行なっております。他社とは違い、英語でプレゼンができるだけでなく、スピーキングを中心とした英語力そのものもアップさせることができます。短期間でプレゼンができるようになりたい方、英語力を上げたい方はぜひ、お問い合わせください。法人様の研修も受け付けております。

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【プロフィール】

Toshiyuki Takiuchi(瀧内俊之)

関西学院大学で言語学、英語学、欧米文化について学ぶ。アメリカのエモリー大学で演劇科を専攻し、プレゼンの手法、舞台演出について学ぶ。帰国後は、ビジネスシーンやハリウッド俳優の通訳、NHKドラマで英語指導を担当。その後、大手英語コーチングスクールにて指導経験を積み、独立。ビジネス英語コーチングジム「 The DooR(ザ・ドアー)」のパーソナルトレーナーとして、TOEIC® L&Rの指導を行い、3か月で375点のスコアアップを記録。世界で活躍する起業家を育てる「Global Challenge」でビジネス英会話の指導を行い、受講生が、200組のうち、4組の選抜組に入賞。シリコンバレーの海外投資家にプレゼンする権利を獲得させた。日本の俳優に対し、ハリウッド・ブロードウェイへの進出をサポートする英語指導も行っている。YouTubeチャンネルのトシ先生のハリウッド英会話【海外映画・ドラマ】で英語学習やプレゼンのノウハウについて配信中。

Joseph DeChicchis(デキキス・ジョー)

関西学院大学総合政策学部教授。アメリカのペンシルベニア大学で言語学、イタリアのボローニャ大学で記号論、イギリスのサセックス大学で認知科学を学ぶ。現在は言語学、人類言語学、欧米文化コミュニケーションの研究に従事。世界の英語アクセントに精通している。関西学院大学の研究生に対し、言語学や認知科学、英語習得法について指導している。The DooRでは、カリキュラムアドバイザーとして、発音矯正、文法理論、スピーキングスキルの強化など、受講生に対する英語コーチング指導のアドバイスや、教材の監修を担当している。

 

Mitsuru Arakawa(荒川満)

大学卒業後、大手人材紹介会社に入社。大阪支店にて人材紹介の営業に従事。同グループのイギリス法人にて営業マネージャーとして営業体制の再構築を担当、取締役に就任し海外法人の経営に携わる。帰国後、東京本社にて海外就職希望者の海外転職、日系企業の海外進出を支援する部門のマネージャーとして勤務。同社を退職後、シンガポールにてArchAgent Pte Ltdを設立し、代表取締役社長を務める。The DooRでは、グローバルキャリアアドバイザーとして、英語面接の対策、英文レジュメの作成、海外での起業など、キャリアアップに関する英語コーチング指導のアドバイスを行っている。

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