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【支払いのお願いを英語で】商談・交渉・取引で使えるフレーズ5選!demandはNG!

ビジネスシーンでは、正しい英語を使うことが重要

ビジネスで英語を使うときは、言葉遣いに最新の注意を払わなくてはいけません。日本人が使う英語は、ネイティブからすると、不自然に聞こえたり、言いたいことが全く通じていなかったりすることがあるからです。それが、ビジネスに関わることであれば、笑い事では済まされません。この記事では、取引先に支払いをお願いするときの正しい英語フレーズをご紹介します。

「お願い」や「要求をする」ときにdemandは使えない?

もし、あなたが、外国人の取引先に「3月10日までに支払いをお願いします。」と英語で伝える場合、どんな表現をしますか?

「We demand payment by March 10th.」という英語が浮かんだ方は要注意です。学校で、demandは「(人に)要求する」または、「請求する」と習ったかと思います。しかし、ビジネスで、取引先や商談相手に、お金の支払いに関することや、仕事の進め方などで、demandを使うと大変なことになります。demandは、話し手の怒りや忍耐が限界に来ているとき、もしくは、話し手に何らかの権利があって、相手に対してすぐ行動をとるように求めるなどの脅迫的なニュアンスを持つからです。

「We demand payment by March 10th.」は、「(我慢の限界なので)3月10日までに支払いをしてもらわないと困る!」という意味になります。ある日本企業が、demandを使ったばかりに、海外の取引先が不快を露わにして、取引停止になったという話もありますので、demandの使用は極力避けた方が良いです。

「would like to V(動詞)」を使う

それでは、礼儀正しく「要求する・求める」には「would like to」を付けましょう。「3月10日までに支払いをお願いします。」 と丁寧に相手に伝えたい場合は、下記の表現が適切です。

We would like to ask for payment by March 10th.「3月10日までに支払いをお願いします。」

取引先に支払いをお願いするときに使える英語フレーズ

それでは、支払いをお願いするときに使える関連フレーズを下記にご紹介します。

Do you think you could pay by the end of next month?「来月までにお支払いできそうですか?」

取引先と良好な関係を保つため、ビジネスにおける支払いの会話はとても重要です。「Do you think you could V(動詞)」で「Vできると思いますか?」と取引先に打診してみましょう。

The deadline is the 30th of March. Is that okay?「支払い期限は、3月30日ですが、それで良いですか?」

非常にシンプルであり、ストレートな表現です。必要に応じて使うべき表現です。

It’s really important that you pay next month.「来月にお支払いいただくことが重要です。」

「大事なので、くれぐれもお願いします。」と暗にプレッシャーをかけている表現です。端的で相手にNOと言わせない表現です。

If you don’t pay by the end of next month, we will have to take legal action.「もし、来月末までにお支払いいただけなければ、法的手段を取らざるを得ません。」

何度も支払いを促し、相手が応じなかった場合に使う最後通告です。「have to V(動詞)」は「(客観的な状況から)Vせざるを得ない」という表現を使うことで、苦渋の選択であることを伝えています。

仕事で英語を話す必要がある方へ

もし、あなたが、海外での駐在、海外での起業、外資系企業への転職を予定している場合は、ビジネスシーンで困らないように、英会話の準備をすることが重要です。

あなたは下記のような、お悩みをお持ちではないですか?

「相手の話は聞き取れるのに、英語が出てこない」
「自分の発音がうまく伝わらない」
「日常英会話はなんとかできるが、ビジネスの英会話ができない」
「英語面接でうまく話せる自信がない」
「英語のメールの書き方が分からない」

ご安心ください。上記のお悩みは全て解決できます。英語通訳や海外営業の経験があり、ビジネス英語に精通した筆者が、あなたの英語力を短期間で伸ばします。筆者は、スピーキング指導法や、世界各国の英語アクセントに精通したデキキス教授と英語コーチングジム「The DooR(ザ・ドアー)」を運営し、多数のグローバル人材を輩出しています。外資企業への英語面接対策、海外企業との商談や国際カンファレンスに関するプレゼン指導など様々な実績があります。

外資系企業で仕事をするのに、流暢な英語を話す必要はありませんが、業務で問題なく、意思疎通がとれる英語力は必須です。転職や海外進出は、あくまで、今後のキャリアパスの通過点に過ぎません。転職後や海外駐在中に充実した仕事ができるように、私達があなたの英語力を効率的に伸ばすサポートを致します。英語コーチングサービスの詳細は、こちらをご覧ください。

【プロフィール】

Toshiyuki Takiuchi(瀧内俊之)

関西学院大学で言語学、英語学、欧米文化について学ぶ。アメリカのエモリー大学で演劇科を専攻し、プレゼンの手法、舞台演出について学ぶ。帰国後は、ビジネスシーンやハリウッド俳優の通訳、NHKドラマで英語指導を担当。その後、大手英語コーチングスクールにて指導経験を積み、独立。ビジネス英語コーチングジム「 The DooR(ザ・ドアー)」のパーソナルトレーナーとして、TOEIC® L&Rの指導を行い、3か月で375点のスコアアップを記録。世界で活躍する起業家を育てる「Global Challenge」でビジネス英会話の指導を行い、受講生が、200組のうち、4組の選抜組に入賞。シリコンバレーの海外投資家にプレゼンする権利を獲得させた。日本の俳優に対し、ハリウッド・ブロードウェイへの進出をサポートする英語指導も行っている。YouTubeチャンネルのトシ先生のハリウッド英会話【海外映画・ドラマ】で英語学習やプレゼンのノウハウについて配信中。

Joseph DeChicchis(デキキス・ジョー)

関西学院大学総合政策学部教授。アメリカのペンシルベニア大学で言語学、イタリアのボローニャ大学で記号論、イギリスのサセックス大学で認知科学を学ぶ。現在は言語学、人類言語学、欧米文化コミュニケーションの研究に従事。世界の英語アクセントに精通している。関西学院大学の研究生に対し、言語学や認知科学、英語習得法について指導している。The DooRでは、カリキュラムアドバイザーとして、発音矯正、文法理論、スピーキングスキルの強化など、受講生に対する英語コーチング指導のアドバイスや、教材の監修を担当している。

 

Mitsuru Arakawa(荒川満)

大学卒業後、大手人材紹介会社に入社。大阪支店にて人材紹介の営業に従事。同グループのイギリス法人にて営業マネージャーとして営業体制の再構築を担当、取締役に就任し海外法人の経営に携わる。帰国後、東京本社にて海外就職希望者の海外転職、日系企業の海外進出を支援する部門のマネージャーとして勤務。同社を退職後、シンガポールにてArchAgent Pte Ltdを設立し、代表取締役社長を務める。The DooRでは、グローバルキャリアアドバイザーとして、英語面接の対策、英文レジュメの作成、海外での起業など、キャリアアップに関する英語コーチング指導のアドバイスを行っている。

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