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【英語の挨拶】自己紹介、事業・製品紹介、締めの例文を英語コーチが解説!『海外営業フレーズ集』

海外の企業で、初めてのあいさつ(海外営業)

ビジネスで、重要なのはあいさつ。これは世界共通です。最初の印象で今後の関係性が決まると言っても、過言ではありません。今日あなたは、アメリカの会社に初めて訪問営業します。先方に、「御社とお近づきになれればと思っております。」と伝えたい。あなたは、この文章を英語で、どう表現しますか?

【NG例文】
I’d like to be close to your company.
「御社の近くにいたいです。」

上記の英文を思いついた方は要注意!「I’d like to be close to your company.」は、「御社の近くにいたい。(御社の近くに引っ越したい)」の意味になります。ビジネスとはかけ離れたメチャクチャな文章です。ネイティブはきっと不信に思うでしょう。ビジネスシーンで使える「お近づきになりたい」は「一緒に働ければ」なので、「I’m hoping we can work together.」が正しい文章となります。

【正しい例文】
I’m hoping we can work together.
「お仕事でご一緒できればと思います。」

初回の訪問営業で使える英会話フレーズ(例文集)

自己紹介のフレーズ(名前と会社名)

Hello. I’m Toshiyuki Takiuchi from The DooR cooperation.
「こんにちは。私はThe DooR社の瀧内俊之です。」

まずは挨拶から始めましょう。
昼なら「Good afternoon.」、夜であれば「Good evening.」を使います。「Hello.」 は時間帯に関わらず使えるとても便利な表現です。挨拶をした後、自分の名前と会社名を伝えます。

自己紹介のフレーズ(感謝を伝える)

It’s a pleasure to meet you. / It’s nice to meet you.
「お会いできて光栄です。」

次に、意気込みや感謝の言葉などを添えます。「Nice to meet you.(はじめまして)」でもよいですが、It’s がつくことでより丁寧な表現で、フォーマルなニュアンスが出ます。

自己紹介のフレーズ(部署や肩書きの説明)

I am in charge of the sales department.
「営業部の担当者(責任者)です。」

in charge は「管理・管轄している」、「職責を引き受けている」の意味です。departmentは「部署」の意味です。

I’m responsible for developing software apps for our smartphones.
「私は、弊社のスマホ用ソフトウェアアプリの開発責任者です。」

responsible for は「担当としての責任がある」「自分が行うべき任務」という意味です。responsible for Vingで「Vすることの責任がある」の意味になります。

事業紹介のフレーズ

First, I would like to tell you about our company.
「まず、弊社についてご説明致します。」

初回の営業で、まずやるべきことは、自分の会社の紹介です。相手と良い関係を築くためのきっかけと言えるでしょう。「would like to V(動詞)」で「〜したい」を丁寧にした「〜致します」を表します。

「First, I would like to talk about our company.」と言う表現を使う方がいますが、これは適当ではありません。下記の通り、一般的に、「tell」は、相手に説明をする時に使われ、「talk」はリラックスした状況で、カジュアルな会話をするときに使われるからです。

The verb ‘tell’ is used when we say something to someone, and is commonly used when giving an order or instruction.「一般的に、tellは相手に注文をしたり、説明をするときなどに使用される」

We use the verb ‘talk’ when we are in a more relaxed setting or when we are among friends in a conversational situation.「talkはよりリラックスした状況で、友人と会話するときに使用される」

「How To Use Say, Tell, Speak And Talk: Differences, Expressions, Idioms」より引用

会社の成り立ちを紹介するフレーズ

I would like to tell you how our company got started.
「弊社の成り立ちをお話し致します。」

ビジネスの世界では、まず、自分の情報を開示することが原則です。「Let me V(動詞)」で「私にVさせてください。」「tell you how S(主語)V(動詞)」で「SがVすることを伝える」の意味です。この表現で訪問先にスムーズに会社の紹介ができます。

会社の概要を説明するフレーズ

This video gives you a brief overview of our company.
「この動画で、弊社の概要を説明します。」

特に、英語でコミュニケーションをする場合には、多くのパンフレットを持参するよりも、視覚に訴える方が、ネイティブに説明がしやすいです。brief 「短い」overvier「概要」で、「わかりやすい概要」の意味になります。

会社の商品を紹介するフレーズ

Now, I would like to give you and overview of our products.
「それでは、弊社の製品の概要について、お話し致します。」

「now」は、「今」だけではなく、「それでは」という意味もあります。ビジネスでは、話題転換の場面で使われます。挨拶が、終わった後に使える一言です。当然、「our products(弊社の製品)」の代わりに、「our company(弊社)」「our staff(弊社のスタッフ)」でも使用できます。

商品に興味を持たれた時に使えるフレーズ

I brought an estimate today.
「本日はお見積書をお持ちしました。」

最初の挨拶から話が進んで、商談相手が商品に興味を持ったときに使える例文です。estimate「見積書」の単語は必ず覚えておきましょう。

相手の不安を取り除く「確認」のフレーズ

Is there anything else that you’d like to know?
「何か他に知りたいことはございますか?」

商品の一通りの説明を終えた後の一言です。相手が理解したか、さらに知りたいことはないのかを確認するために重要なフレーズです。

ビジネスの関係を希望する締めのフレーズ①

I’m sure that there are several areas where we can cooperate.
「ご協力できる分野がいくつかあると確信しております。」

ビジネスの目的が完全に一致していなくても、今後も関係を続けていきたいと思う場合に使える表現です。「I’m sure that S(主語)V(動詞)」で「SがVすることを100%確信している」と言う意味です。

ビジネスの関係を希望する締めのフレーズ②

We’d like to have a long-term relationship with you.
「御社とは、今後とも、末長くお付き合いをしていきたいです。」

ごあいさつや商談も終わり、「締め」をする場面で使うフレーズです。誰が聞いても、印象の良いフレーズなので、必ず覚えましょう。「We’d like to」は「We would like to」の短縮形です。当然、「We would like to」を使用しても構いません。

海外での名刺交換のルール

This is my business card.
「これは私の名刺です。」

日本の外資系企業でも、名刺を持つビジネスパーソンが増えました。日本人は、まず、最初に、名刺を交換する習慣がありますが、海外では、商談が成立してから、名刺交換をする場合が多いです。これは、単にビジネスの習慣の違いなので、最初に名刺をもらわなくても、慌てないようにしましょう。アメリカでマネジメントスキルを訓練する「American Management Association」では、名詞の交換について下記のように述べています。

Avoid appearing aggressive with business cards. Wait to be asked for yours. If that isn’t happening, ask the other person for a card. Reciprocity generally follows.「自分から名刺を出すことを避けてください。あなたが名刺を求められるまで待ちましょう。もし、その話がない場合は、別の相手に名刺を頂戴するよう伝えてください。名刺交換に進みます」

「Top 10 Business Card Etiquette Tips」より引用

まとめ

ここまで、海外の初回訪問に役立つ英語の例文について、ご紹介しました。ビジネスでは正確に自分の状況や意思をネイティブに伝えることが重要です。TPOに合わせた、正しいビジネス英語が使えるように、是非、この記事をお役立てください。


参考文献

Fluent U「30 Important English Phrases for Nailing Business Introductions
Study English Online With British English Teachers「How To Use Say, Tell, Speak And Talk: Differences, Expressions, Idioms
American Management Association「Top 10 Business Card Etiquette Tips

【プロフィール】


瀧内俊之(Toshiyuki Takiuchi)

関西学院大学で言語学、文化論について学ぶ。アメリカのエモリー大学で演劇科を専攻、プレゼンの手法、舞台演出について学ぶ。帰国後は、ビジネスシーンやハリウッド俳優の通訳、ドラマでの英語指導を担当し、俳優としても活動した。その後、ENGLISH COMPANYにて多数の受講生を指導し独立。ビジネス英語に特化した短期集中型英語パーソナルトレーニングジム「 The DooR(ザ・ドアー)」のパーソナルトレーナーとして、3カ月の指導で375点のTOEICのスコアアップの実績を持つ。世界時価総額TOP50以内にランクインする様々な米国企業への転職サポートに成功している。世界で活躍する起業家を育てる官公庁主催のGlobal Challengeの受講生に対し、1ヶ月の指導で、200組のうち、4組の選抜組に入賞させ、シリコンバレーで海外投資家へプレゼンをする権利を獲得させる。日本の俳優に対し、ハリウッド・ブロードウェイへの進出をサポートする英語指導も行っている。YouTubeチャンネルのトシ先生のハリウッド英会話【海外映画・ドラマ】で英語学習やプレゼンのノウハウについて配信中。

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