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【英会話の基礎】英語を訳さずに理解する「英語脳」で過去分詞、現在完了を理解しよう!

英文法を難しいと感じるのは、学校で正しい学習法を習っていないから

英語や英文法は難しいというイメージをお持ちではありませんか?関係代名詞、仮定法、現在分詞など文法用語を聞くと「うっ」と詰まってしまう方も少なくないと思います。実際に、マンツーマンのパーソナルトレーニングを受講される方で、文法が苦手だとおっしゃる方はかなりいらっしゃいます。それは、我々日本人は中学や高校で英語を訳読するよう習ってきたらからです。

文法をやらずに、英語がビジネスレベルで話せることはありません。当然、英語学習に極端な近道はありません。しかし、遠回りせずに、最短距離で英語を身につける最速の学習法はあります。その学習法の秘訣とは何なのか?

「英語脳」を身につけると英語が身に付く

それは、英文法をネイティブの視点になってイメージで捉える「英語脳」を身につけることです。これができると英文法は驚くほど、簡単にかつ、あなたのリスニング力やスピーキング力のアップに貢献してくれます。ネイティブの思考を身につける英文法、今回は過去分詞についてお話しします。

「過去分詞」のイメージは「受け身」と「完了」

過去分詞とは[動詞の原形+ed]の形で、①「受け身」と②「完了」の2つの意味を表します。ネイティブは無意この2つの意味をイメージして過去分詞を使っています。

①の「受け身」とは「ーされる」という意味になります。例えば、lock「鍵を閉める」→ locked「鍵を閉められた」に意味が変わります。
下記の例文のような意味になります。

例 The door was locked. 「その扉は鍵が閉められた」

過去分詞の解説動画はこちら↓

②の「完了」とは、主に現在完了の時に、使われ、動作の完了を表し、「ーしちゃってる」という意味になります。

例えば、I have eaten lunch.「私は昼食を食べちゃってる(食べ終えている)」が挙がられます。
中高で、(have+過去分詞形[動詞の原形+ed])で『継続、経験、完了、結果』の4つの意味を表すと習ったと思いますが、絶対このような解釈をしないようにしましょう!

もし、このような解釈をしてしまうと英語を英語のままイメージできず、文脈で4つの用法のどれかを推測し、さらにそれを日本語訳するというロスが生まれ、結果、ネイティブの話すスピードに意味の理解がついていかないからです。

ネイティブはhaveをただ「持っている」と考える

ネイティブはhaveを「持っている」とイメージしています。haveのコアイメージは、「変わらず所有しているという意味です。過去分詞のイメージは完了の「ーしちゃってる」です。これを覚えておけば、現在完了の文があっという間に意味の理解ができます。

I [私は] have [持っている] eaten lunch [ランチを食べちゃってる状態を].

こうすると、前から楽に意味をイメージできますよね。このように、ネイティブの視点や思考を知っておくことで、リスニングやリーディングの意味の理解のスピードを速めることができます。

まとめ

The DooRでは、ネイティブの視点に基づく文法の理解の仕方、理解した文法を実際にスピーキングで使うための瞬間英作文の指導をしています。文法を丸暗記するのでなく、文法の本質だけを理解し、記憶する内容を減らし、リスニングやスピーキングで使える状態までトレーニングします。「英語が苦手だけど、短期間で英語を使えるようになりたい。」「海外出張まで時間がない」なとのお悩みをお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。実績あるトレーナーがあなたの英語を最短でアップします。

【プロフィール】

Toshiyuki Takiuchi(瀧内俊之)

関西学院大学で言語学、英語学、欧米文化について学ぶ。アメリカのエモリー大学で演劇科を専攻し、プレゼンの手法、舞台演出について学ぶ。帰国後は、ビジネスシーンやハリウッド俳優の通訳、NHKドラマで英語指導を担当。その後、大手英語コーチングスクールにて指導経験を積み、独立。ビジネス英語コーチングジム「 The DooR(ザ・ドアー)」のパーソナルトレーナーとして、TOEIC® L&Rの指導を行い、3か月で375点のスコアアップを記録。世界で活躍する起業家を育てる「Global Challenge」でビジネス英会話の指導を行い、受講生が、200組のうち、4組の選抜組に入賞。シリコンバレーの海外投資家にプレゼンする権利を獲得させた。日本の俳優に対し、ハリウッド・ブロードウェイへの進出をサポートする英語指導も行っている。YouTubeチャンネルのトシ先生のハリウッド英会話【海外映画・ドラマ】で英語学習やプレゼンのノウハウについて配信中。

Joseph DeChicchis(デキキス・ジョー)

関西学院大学総合政策学部教授。アメリカのペンシルベニア大学で言語学、イタリアのボローニャ大学で記号論、イギリスのサセックス大学で認知科学を学ぶ。現在は言語学、人類言語学、欧米文化コミュニケーションの研究に従事。世界の英語アクセントに精通している。関西学院大学の研究生に対し、言語学や認知科学、英語習得法について指導している。The DooRでは、カリキュラムアドバイザーとして、発音矯正、文法理論、スピーキングスキルの強化など、受講生に対する英語コーチング指導のアドバイスや、教材の監修を担当している。

 

Mitsuru Arakawa(荒川満)

大学卒業後、大手人材紹介会社に入社。大阪支店にて人材紹介の営業に従事。同グループのイギリス法人にて営業マネージャーとして営業体制の再構築を担当、取締役に就任し海外法人の経営に携わる。帰国後、東京本社にて海外就職希望者の海外転職、日系企業の海外進出を支援する部門のマネージャーとして勤務。同社を退職後、シンガポールにてArchAgent Pte Ltdを設立し、代表取締役社長を務める。The DooRでは、グローバルキャリアアドバイザーとして、英語面接の対策、英文レジュメの作成、海外での起業など、キャリアアップに関する英語コーチング指導のアドバイスを行っている。

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